白川郷

2014.05.13

「合掌造り家屋は,建築学上合理的であり,かつ論理的である」

「この風景は,日本的ではない。少なくとも私がこれまで一度も見たことのない景色。これはむしろスイスか,さもなければスイスの幻想だ」

桂離宮を世界に紹介した建築家『ブルー・ノタウト』の著書の中で書かれている言葉です。

白川郷へは,1935年(昭和10年)5月に訪れたそうです。その頃,合掌造りの建物は300棟あり、さぞかし壮観な眺めだったと思います。現在では、100棟程度(ダムに水没)しか残っていません。

人が住む世界遺産は珍しいとの事ですが、実際に訪れてみると、少し違和感もありました。

最近では、世界文化遺産への登録が決まった『富岡製糸場と絹産業遺産群』が話題になっていますが、白川郷を訪れてみると、登録後の維持・管理の重要性を改めて感じます。