塩付通の家:外壁下地工事
2016.11.29
墨会館
2016.11.12
墨会館
竣工:昭和32年
設計:丹下健三
構造:鉄筋コンクリート造平屋建て一部2階建て
昭和32年に竣工した建物は、昨年耐震補強・改修工事が終了し、現在は『小信中島公民館と尾西生涯学習センター』として開館しています。
建物は平成20年に国の登録有形文化財に登録されています。
外壁は杉板型枠コンクリート打ち放し仕上げ、一部に通風用のテラコッタブロックが使われています。
内部の柱も杉板型枠コンクリート打ち放し仕上げ、壁にはタイル、また天井は板張りになっています。
使用材料はどれもやさしく、人の事を考え選択されている気がしました。
もちろん、改修工事後も大切な部分の仕上げはそのままでした。
当時は周囲に工場が多く、トラックの騒音を考慮し高い壁を作り閉鎖的にして、内部の環境を確保していました。反面、内部空間は窓や間取りを工夫して、とても開放的になっています。特に光の取り入れ方がとても良かったです。
この建物が昭和32年に完成したとは・・・・・やはり 丹下健三 恐るべし 。
↓ ケヤキの手摺、床はジュータン敷の内部階段・・・やさしいです!
↓ エントランスにある屋根の開口・・・・場所がいいです。印象的でした
↓ 壁のタイルに合せたプレート。 雰囲気ありますね!
資料室には当初の設計図書が有ります。ずーと見ていたいです。
当初、墨会館は艶金属の本社として建てられましたので、事務所として毎日使われていたと思います。事務所で働く社員の事を考慮し全体が人のスケールで設計されている様に感じました。
こなもん屋
2016.10.14
御嵩の現場近くで見つけたお店です。 こなもん屋
このお店は、大きな道路に面している訳では無く、また大きな看板が有る訳でも無く、住宅街の中にひっそりとあります。住宅の一部に屋台がくっついている感じで、お店の前は小さな空き地が有り、人が集まれるようになっています。
ここでは、たこ焼き・大判焼き・みたらし・五平餅等を販売しています。夏には100円でカキ氷も売っていました。
狭そうなお店の中には元気そうな女性2人が注文を聞き商品を作っていました。
このお店に行った時にビックリしたのは価格です。・・・・・・・・・・・・安い!
その上、いろいろなサービスもあるので、不思議に思って聞いてみました。
「商売として成り立ちますか?」と聞いたら、「ぎりぎりですがいいんです」と言われました。
「どうして?、この場所で?この価格で?」いろいろ聞く事で、分かりました。
お店の方は、「私は昔から子供たちが集まる場所を作りたかった。だから値段が高いと子供たちが来てくれないので、地元の子供たちが買える値段にしています。」と言われていました。確かに店の前のカウンターにアルバムの様な物が有り、そこにはたくさんの子供たちの写真が有りました。この写真も無料で撮影しファイルしてるそうです。
最近は昔と違い駄菓子屋さんのようなお店も無くなり、確かに子供たちが気軽に行ける子供たちの社交の場も少なくなっている様に思うので、このようなお店は本当に貴重ですね!
そうそう・・・味はもちろん美味しかったです。