カブトムシ
2012.05.04
栃木県:3
2012.05.02
栃木県と言えば、隈研吾さんの建築が多くあります。
いくつか紹介。
宝積寺駅
天井が印象的です。
ちょっ蔵広場
蔵のリノベーションです。
既設の石(大谷石)870×260を加工して積み上げた。
石と鉄のハイブリット構造。
「透明な大谷石の壁」
外壁はもちろん『大谷石』。
那須芦野・石の美術館
街の中に突然 現れます。
私も大好きな『芦野石』です。
外部からは、閉鎖的ですが、内部のイメージは違います。↓
室内空間。
茶室内部の壁。
グレーの石:芦野石
茶の石:芦野石を焼いた物。
那須歴史探訪館
石の美術館のすぐ近くです。
この季節・・・桜が満開です。
那珂川町馬頭広重美術館
木製格子・・・・・八溝杉
床・・・・・・・・・・・芦野石(白河石)
壁・・・・・・・・・・・烏山和紙
やはり 栃木県も震災の影響がいろいろな場所でありました。
栃木県:1
2012.04.29
海外の安価な石の需要が多くなり最近では国産の石を使う事も少なくなりました。
その中でも変わらず 人気のある石に『大谷石』があります。
その中でも変わらず 人気のある石に『大谷石』があります。
大谷石の一大産地は栃木県の那須から鹿沼市、宇都宮市にかけての地域になります。
大谷石は火山灰や砂礫が沈殿して凝固した軽石凝灰岩の一種で、耐久性があり、加工性が良く、
昔から住宅に多く使われてきました。一口に『大谷石』と言っても、産地によって色や性質が違うために、呼び名もそれぞれ『芦野石』・『深岩石』・『徳次郎石』と異なります。
『大谷石』を使用した印象的な建物と言えば・・・・・・・「二期倶楽部」。
1986年に竣工したリゾートホテルです。
本館の設計:渡辺明設計事務所
東館の設計:コンラン&パートナーズ+山本・堀アーキテクツ
この建物は那須高原に位置し、建物にはほぼ県産の材料が用いられています。
「人の集まる場」「人の行きかう場」「人のくつろぐ場」と空間を分ける3枚の壁には、
900×300×90mmの大谷石を使用し、出目地部分には漆喰を使う伝統的な工法が用いられています。
内部の柱・壁等・・・大谷石
アプローチ・外構・・・白河石
浴室・・・芦野石
本館 ↓
大谷石の壁と瓦屋根が印象的な建物。 廻りの景観に溶け込んでいます。
壁がいいですね。
本館の駐車場からレセプションに向かう屋外通路です。
左の壁:大谷石
右の壁:杉板本実型枠コンクリート打放し仕上げ+杉板張り
アプローチ床:大谷石
駐車場床:ピンコロ石
散策路から本館を見る。・・・森の中に建っています。
コリドール:本館から東館に向かう通路。
両側の壁には大谷石を使用し、目地部分には漆喰を塗りこんでいます。
上品で重厚な雰囲気です。
本館 レセプション横のリキュールルームです。
レセプションからメインダイニングを見る。
正面の壁仕上げ・・・杉板本実型枠コンクリート打放し。 自然な雰囲気です。
部屋・浴室。
東館↓
客室棟・・・構造:鉄筋コンクリート造
外壁:木質ルーバー(セランガンバツー)
やはり・・・森の中に建ってます。
メイン棟・・・構造:鉄筋コンクリート造
外壁:コンクリート打放し仕上げ
ホール・ガーデンレストラン・・・・景観が良いですね。
観季館(かんきかん)↓
二期倶楽部のゲストハウス(ウエディング・会食・パーティー)。
本館から少し離れた山の中に位置します。
正面玄関。
側面・・・コンクリート打放し仕上げ模様。
『七石舞台ーかがみ』・・・・屋外劇場。
構想・・・・松岡正剛
建築・・・・内藤廣
石師・・・・和泉正敏
七石舞台から二期倶楽部の本館方向。
周辺散策路
散策路から東館のメイン棟方向を見る。
散策路
散策路
豊かな自然の中に、素直に建物が建っています。
もちろん、県産の素材をたくさん使用する事で、場に適した風合いになっています。
竣工から20年以上の時が経っていますが、それを感じさせない建物です。
奇をてらわない無理のない上品なデザインがとても良いですね。
自然(木・水・石・・・等)が全てです。
栃木県:2に続く。